[News Release]株式会社Insight science、UniCopi Article(SEO記事作成機能)に、「GPT-4o API」に接続完了
株式会社Insight science(東京都中央区、代表取締役社長:村上和也)は、自社が提供するAIライティングツール「UniCopi」(ゆにこぴ)のArticle(SEO記事作成)機能に、「GPT-4o API」を接続完了したことを発表いたします。
【背景】
当社は、最先端のLLM(大規模言語処理モデル)を迅速に調査し、導入することで、よりユーザーにとって最大の便益がを提供する方法を常に模索しております。
今回、OpenAI社が、2024年5月14日2時(JST)にリリースした「GPT-4o」を受け、即座に速度検証を実施しました。
その結果、実測値で現在使用しているバージョン(Azure GPT-4 1106, gpt-4-turbo-0125-preview)の最高5.6倍の速度を確認いたしました。
SEOの記事作成においては、大量の文字列を出力する必要があります。
また、精度を向上させるために、細かく章ごとにフォーカスして記事を作成するため、1つの記事を書き上げるために、数十回のLLMへのリクエストを送信しています。
そのため、速度の面での待ち時間が課題となっていました。
この度、OpenAI社からリリースされたGPT-4oにおいては、顕著な速度改善が実現されているため、ユーザーが体感できる速度向上を期待し、最速でのアップデートを行いました。
また、OpenAI社によると、50言語での改善が実施されているとの発表されており、クオリティに関しても既存バージョンと同等以上であることを確認しました。そのため、日本のユーザーにとって大きなメリットがあると判断しました。
【GPT-4o アップデートのメリット】
・速度の高速化(OpenAI社発表で2倍速、当社実測で5.6倍速)
・単価の低減により、細かい作業でもGPT-3.5ではなくGPT-4で提供が可能に
・クオリティは劣化なし(日本語を含む50言語での精度改善が示唆)
UniCopi Articleでは、Claude V3(Opus, Sonnet, Haiku)も搭載しており、マルチLLMな環境をご提供しております。
さらに高速になったことで、より快適に記事を作成いただけます。
【今後の展開】
当社は、AIによるライティング機能の提供を通じて、ライターの初稿作成にかかる負荷と時間の削減を目指しています。
特にファクトチェックに関しては、ユーザーの負荷が最も高く、万一誤った情報が記事として出てしまっては、インターネットの質を低下させるリスクがあります。
※当社は、こうした問題を簡易的に検知する機能を既に搭載しており、質の低いコンテンツが世の中に出ないよう、抑止に努めております。
ただし、現時点の対策でも十分であるとは考えてはおらず、今回のように最新のLLMを活用すること、および他の方法も併用し、2段階、3段階と改善を進める予定です。
また、今回のリリースにも関連して、マルチモーダル機能も安価かつ高速化されているため、今後様々な機能への活用が期待されます。
これにより、インターネットユーザーが求める情報をより容易に見つけ、快適な検索体験を提供できる環境を構築することに貢献してまいります。
2024年5月14日
株式会社Insight science
代表取締役社長 村上 和也